工場遮熱対策

事例

工場トップライト遮蔽・遮熱工事

お困り事

既存トップライトから差し込む日差しが熱く、簾で覆うことで対策していたが、簾が経年劣化で朽ちてボロボロになり、工場内に舞い落ちてくるとともに、朽ちた範囲の隙間から日差しが差し眩しさが軽減されない。
簾は遮熱性が無いため、太陽光を反射できないため、輻射熱により熱中症対策・労働災害対策など作業環境の改善ができない。
簾の隙間から鳥などが入り込み、抜け出せずそのまま死んだ亡骸などが放置している。

問題点

遮熱シートは有効だが、トップライトの真下には移動できないプレス機器が設置されている。
工期が2日しかないため、突貫作業となることで品質の低下が懸念される。
遮熱シートを設置するための下地材を取り付けることが出来ない部分がある。
遮熱シートには不燃性が求められる。

解決策

工場、物流倉庫、農産物直売所などの店舗、危険物倉庫、コンテナハウス、テントハウス、炉の熱、機械熱の遮熱、溶接の遮光、FRP製貯水タンク凍結防止などに有効で、遮熱シート施工の実績がある特注シートではなく、反物を現場加工して取り付ける方法を選択した。

留め付けは、事前に割付と必要部材を割り出し、反物のシートをフラットバー、ネオジウム磁石、ワイヤー、強力両面テープ、アルミテープなどで留め付け固定した。

遮熱シートはアルミ製であり、特注品などは製作過程で全体にシワが生じるが、反物を加工することで、シワが寄ることを極力減らすことが出来た。

不燃認定を取得した遮熱シート(キープサーモウォールスペシャル)を選定した。