シーカガード7000CR吹付施工体制の強化と大型案件への対応
株式会社ウエダ建工では、下水道施設・水処理施設・工場排水設備等におけるコンクリート防食被覆工事について、今後の仕様変化を見据えた施工体制の強化を進めております。
近年、下水道施設や水処理関連施設では、硫酸、有機酸、薬品、排水成分等によるコンクリート腐食への対策が、これまで以上に重要な課題となっています。また、下水道コンクリート構造物の防食分野では、施設ごとの腐食環境や要求性能に応じた材料選定、施工方法の見直しがより重要になっています。
特に、汚泥処理施設や焼却処理場関連の設備など、厳しい腐食環境にさらされる部位では、防食被覆材に対して高い耐腐食性、耐薬品性、施工品質の安定性が求められます。
こうした市場環境の変化を見据え、当社では昨年より、シーカガード7000CRの吹付施工技術に着目し、施工体制の構築を進めてまいりました。
仕様変化を見据えた当社の先行対応
シーカガード7000CRは、旧製品名マスターシール7000CRとしても知られる、高機能コンクリート防食被覆システムです。下水道処理施設、下水管渠、ビルピット、工場排水設備など、厳しい腐食環境にさらされるコンクリート構造物の保護に適した材料として採用されています。
従来、同材料は手塗り・ローラー施工を中心に採用されるケースが多い材料ですが、当社では今後の大型防食改修需要に対応するため、吹付施工による施工品質の安定化、施工効率の向上、大面積施工への対応を目的とした技術確立を進めております。
専用機と既存吹付設備による二系統の施工体制
当社では、ものづくり補助金採択事業として、シーカガード7000CRの吹付施工を目的とした専用機の導入・技術検証を進めております。専用機による吹付施工では、材料特性に応じた圧送条件、吹付条件、膜厚管理、下地条件への対応など、実施工で再現性のある品質を確保することが重要となります。
さらに当社では、シーカガード7000CRの吹付施工に対応するため、材料特性や施工条件を踏まえた既存吹付設備の導入も進めております。この設備は同材料専用機ではありませんが、施工規模や現場条件に応じて活用できる設備として、専用機とあわせた施工体制の強化を図っております。
- シーカガード7000CRの吹付施工を目的とした専用機
- 材料特性・施工条件を踏まえた既存吹付設備
上記二系統の施工体制を整備することで、小規模補修から大面積施工、大型の下水道施設・水処理施設・工場排水設備の改修案件まで、より柔軟に対応できる体制づくりを進めております。
大型防食改修案件への対応力強化
下水道施設や水処理施設の改修工事では、施設を長期間停止できないケースも多く、限られた施工期間の中で確実に防食被覆工事を完了させることが求められます。そのためには、材料性能だけでなく、施工機械、施工班、膜厚管理、下地処理、工程管理まで含めた総合的な施工力が不可欠です。
当社では、吹付硬質ウレタンフォーム断熱、耐火被覆、ポリウレア、防水・防食工事で培ってきた吹付施工技術を基盤に、シーカガード7000CRの吹付施工体制を強化し、今後さらに需要が高まる下水道・水処理・工場排水設備 の防食改修工事に対応してまいります。
