吹付硬質ウレタンフォーム+無機系不燃被覆

 

 2026年3月、国土交通省より「防火材料の安全性向上に関するガイドライン」が公表されました。

 高い断熱性能を誇る「ウレタン系現場発泡不燃断熱材」は、今後も工場・倉庫・特殊建築物をはじめとする大空間建築において、不可欠な断熱工法の一つです。 近年は、内装制限が求められる見え掛かり部分はもちろん、天井裏や壁内といった隠蔽空間にいたるまで、「防火安全性を重視した仕様」として不燃ウレタンを採用する事例が急増しています。また、法令の枠組みを超え、独自に「安全性を最優先した断熱仕様」を選択するデベロッパーや設計者、建築主も少なくありません。

 しかし、今回のガイドライン公表に象徴されるように、今後は内装制限の遵守にとどまらず、「特殊閉鎖空間」でのリスク回避や「実火災時の安全性」を見据えた施工仕様への配慮が、一歩進んで求められるようになります。

 こうした背景から、これからの建築において、さらなる防火安全対策を可能にする「吹付硬質ウレタンフォーム+無機系不燃被覆」の組み合わせが、今後ますます重要な役割を担うと想定されます。


「安全性」と「美観」を両立するハイブリッド工法

 吹付硬質ウレタンフォームのメリットである「高い断熱性・気密性」を活かしつつ、表面をセラミック系湿式耐火被覆材(不燃材料)で包み込むことで、以下の2つの大きなメリットが得られます。

1. 確実な防火安全性の確保

 無機系の不燃材料で表面を覆うことで、万が一の火災時の延焼リスクを大幅に低減。法規や消防指摘事項への適合はもちろん、建物の資産価値や安全性を守ります。

2. 「黄変」を防ぎ、清潔感のある美観を維持

 吹付硬質ウレタンフォームは、特性上、紫外線や経年劣化によって黄色く変色する「黄変(おうへん)」が避けられません。 特に工場や倉庫、店舗など、断熱材が直接目に触れる「見え掛り(みえがかり)」の部分においては、白く均一な表面を作る不燃被覆を施すことで、清潔感のある明るい空間を長期にわたって維持することが可能です。

【主な活用シーン】

「断熱・結露対策」と「防火」、そして「仕上がりの美しさ」のすべてが求められる部位に最適です。

 ● 内装制限・見え掛り部位: 工場・倉庫の天井や壁面など、直接目に触れる場所

 ● 特殊空間・閉鎖空間: 天井裏、壁内、機械室等の防火安全対策

 ● 資産価値の保護: BCP(事業継続計画)の観点から、法令以上の安全性を求める建築主様による採用


ウエダ建工の強み:断熱から不燃処理までの一貫施工

断熱工事と不燃被覆工事は、別々の業者が担当するのが一般的ですが、ウエダ建工ではこの両工程を一貫して自社で管理・施工いたします。